2月の『F berry Style』コースのテーマはミルフルール。
フランス語で千本の花という意味です。
もちろん実際に千本使うわけではないですが、たくさんの小さい花だけを集めて作るブーケを、かなり私独自の解釈で、そう呼んでいます。
どうしても使いたかったのはこちら↑のお花、パンジー。
花があっちこっちに枝分かれして咲いているし、茎は柔らかいし、とっても難しいお花なのですが、そんなお花にもぜひぜひチャレンジしていただきたく、選びました。
一輪一輪、色や表情が違うのもかわいい。
この季節は香りのいいものが多く、スイートピーやキルタンサスの香りがアトリエに満ちていました。
「花粉症で鼻が。。泣」
という方も多く、香りを楽しみたいのに楽しめない方も多かったですが^^
今回は、スパイラルではなく、茎をまっすぐに束ねるブーケにチャレンジしていただきました。
一見簡単そうではありますが、一本一本のお花の高さに注意しないといけないし、茎は柔らかいからギュッと握れないし、パンジーはどっか違う方向いちゃうし、、と結構難しかったかな?
こちらは、テーブルの上にずらっと並べられた、生徒さんたちをお待ちするお花と、その向こうに飾り棚。
今月はどんなお花が待っているのかと楽しみにしていてくださる生徒さんたちばかりです♪
アトリエのドアを開けられた時の生徒さんたちの表情が楽しみ。。
さぁ!できましたよ~。
軽やかなアジアンタムの葉、ひらひらしたスイートピーやパンジーの花、キルタンサスの香り、黄色をベースとした明るい春のブーケの完成です!
スイートピーは、色の展開が本当に広い花です。
明るいもの、シックなもの、濃い色、淡い色、渋~い色、一色に、複色。。
おそらく全部の色の花を使うことはできないんじゃないかというくらい多彩。
今回は、写真の黄色いものと、黄色にピンクが混ざったもの、紫の絞り模様のものを選んできました。
どれも素敵!
そして、どれも甘~い香り!
昔、子どもが小さかったころ、パンジーの花を“ヒゲのオジさん”と呼んでいたことを思い出します。
そんな風に見えなくもないか?
子どもの発想っておもしろい。
今やそんなこと言ってたかわいい男の子も、立派な(?)中学生。
ティータイムは、皆さんそれぞれ自分で作ったブーケを眺めたり、お隣さんのも観察したりしながらいただきます。
私の位置から見る景色があまりに素敵で、つい写真を撮っちゃいます。
まるで“ブーケの森”のよう。
ブーケがいっぱいで、生徒さんのお顔が見えな~い 笑
お花越しに会話。
花の香りを知っていると、写真を見るだけで、香りを感じるような気がしてしまいます。
お庭に咲いているパンジーも、お花屋さんに行けば、ブーケにできるような茎の長いものが売っています。
この時期だけにしか出会えないので本当にお勧め。
今回活躍した、顔の小さいお花たち。
オリーブオイルの入れ物や、フランスのジュースの瓶などに入れています。
花瓶だけじゃなくて、こんな風になんでも花瓶にできるので、思い付きでなんでも試してみていただきたいです♪
『F berry Style』コース、ブーケの回恒例の、ブーケを持ったお姿の写真撮影、させていただきました♪
お持ち帰りいただいたアジアンタムの鉢は、ぜひ頑張って育ててみてくださいね。
乾きやすいので、まめにお水を上げるのがポイントです。
風を感じるような、本当に繊細な葉っぱ。
今月は、花瓶を購入された方も多く、花瓶にブーケ、アジアンタムの鉢と、大荷物でしたね。
ご自宅で楽しんでいただけていたら嬉しいです。