バラとシャクヤクのブーケ


5月の『Life with Flowers』コースのテーマは「バラとシャクヤクのブーケ」でした。

この季節だけに豊富に出回るシャクヤク。
市場で買う時には、ほとんどが小さくて固い蕾なので、咲いた時の姿を想像しにくいのですが(蕾の時は、咲いたら何色の花になるのかもわからないくらい)、それから2~3日で、どんどん姿を変えて、最後は見事に大変身を遂げるのです。
その変化が何ともダイナミック。





こちら↑のシャクヤクは、淡いピンクの三礼加(ミライカ)、3日経ったところです。
ふんわり蕾が開いてきてかわいい。





シャクヤクの固い蕾は、ただお水に活けているだけでは、そのまま咲かずに終わってしまうこともあります。
それは悲しい。。

ということで、レッスンでは、シャクヤクの蕾を咲かせるコツをお伝えしました。

①花弁の表面に出てくる蜜を濡れた布やティッシュで拭き取る。
②少し咲いてきたら蕾をもみほぐす。
③水替えの際に切り戻しをする。
④栄養剤を使う。

です。





市場から仕入れた時には、たくさんのシャクヤクの花弁の蜜を一気に取るために、たっぷりのお水のなかで洗います。
そんな手荒なことができるのも、シャクヤクだけで、普通は切り花に水をかけたりはできません。
庭で咲くシャクヤクは、花弁に浮き出る蜜を取らなくても咲く力があるのですが、切り花にしてしまうとその力が弱まってしまうそうなのです。





こちら↑で使ったシャクヤクは、サラベルナール。
少し青みがかったピンク色が特徴で、花弁の数が多いので、咲いた姿は圧巻です。

こちら↓が満開のサラベルナール!
美しい貴婦人のようですね^^









そしてもう一つの主役のお花は、バラ。

バラは一年中市場で手に入りますが、この季節のバラは、花がとっても大きくて立派、香りも強い気がします。
そしてトゲもすごい!!
(´;ω;`)ウゥゥ。





今月は、大きなバラと大きなシャクヤクで、重いブーケに挑戦でした。
頭が重いと、茎が動きやすく全体が崩れやすいので注意が必要です。
皆さんがんばりました!





バラとシャクヤクだけだと、かっちりした感じのブーケになりますが、ここで合わせたのが、ホワイトレースやナズナ。

野の花のようなこちらの花を添えることによって、一気にナチュラルさが増します。









いろんなバラが登場しましたが、こちら↑の中心がピンクで外側が緑色のバラは、アルヌワブラン。
コロンとした形がかわいいです。





生徒さん作ブーケ♩





こちら↑も生徒さん作。
バラは、ケンジントンガーデンと、アプリコットファンデーションでした。





皆さん、おうちでどんどん変化するシャクヤクを楽しんでいただけたようで嬉しいです^^





大ぶりのバラもシャクヤクも、この季節ならでは。
また来年までのお楽しみです。



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