1.テーマと花材
3月の『Life with Flowers』クラスのテーマは「チューリップと春の枝物のブーケ」。
昨年はこのクラスでは使わなかったチューリップを主役に、いろんな枝物を組み合わせたブーケを作っていただきました。
曜日によって違う枝物が登場しました。
こちら↑の黄色いお花は山茱萸(サンシュユ)。
中国原産の植物で、漢方にも使われるそうです。
今まで、あまり気に留めたことがなかったのですが、今回そのかわいさを発見!
ブーケに枝物を入れるのは、ちょっと難易度高めなのですが、こちらのクラスは上級さんたちのクラスなので、どんどん挑戦していただいています^^
桜を使ったクラスも。
こちら↑は啓翁桜。
毎年、年が明けるとどの桜より早く市場に登場する桜です。
今回、彼岸桜を使った回もありましたが、彼岸桜は啓翁桜よりも線が細くて繊細。
品種によっていろいろで、楽しいです。
ここ数年、染め(色水を吸わせて色付けをしたもの)のスイートピーの存在感がすごいです。
自然界にはない、色合いのお花。
うまくブーケやアレンジメントに取り入れると、とても素敵なのです。
今年は様々な色合いの染めスイートピーを使いました(こちら↑は茶色のスイートピー)。
市場でいろんな色を発見しては興奮していたのでした^^
2.作成
まずはネトワイエ(お花の下準備)。
余分な葉を取ったり、切り分けをしたり。
生徒さんが1種類ずつ処理をしたものがテーブルに並んでいく、この光景が好きです(美しい!)。
水の下がりやすいものは、バケツに入れておいてくださいね。
さぁ、いろんなポイントを頭に入れながら、作成スタート!
最も集中する瞬間ですね^^
だいぶできてきました。
お花の種類によって、高さの変化を付けていただくと成功します。
今回はチューリップは低めの層に、ひらひらのラナンキュラスやスイートピーは高めの層(レイヤー)に。
3.完成
出来上がったら、みなさん写真撮影!
美しいお花、美しく写真に残したいですよね。
ブーケを庭に出して撮影してみました。
風が吹くと、ガレキフォリアの葉やラナンキュラスの顔がゆらゆらして、とてもかわいいです。
壊れてしまった看板、捨てられずに置いています。。
外でのお花の撮影は、曇りの日がお勧め。
お花に直射日光があたると、くっきり濃い影ができてふんわり感が全く出ません。
数日後にアトリエ内で撮影。
チューリップが開きました!
こちらはガラッと変わって、彼岸桜にピンクや紫のお花を合わせたバージョン。
枝物や色合いこそ違うけど、その他のお花や葉は同じ種類を使っています。
こちらのスイートピーも染め!
のぞき込むと奥のほうで咲いているチューリップ。
チューリップは日に日に伸びてきて、大きく咲いてきて、その変化が楽しいです。
4.ラッピング
さて、ブーケはラッピングもすごく大事。
今回は、茶色いワッフル柄のペーパーを使いました。
この紙、しっかり厚みがあってガバガバしているのですが、お花を巻くとかわいいです。
バリっと感が良い感じ。
リボンは、お好きなものを選んでいただきます。
こちら↑はパリで買ってきたフェミニンなレース。
お花も、ペーパーも、リボンも同時に撮るのは難しい。。
こちらは、ブーケのネトワイエの時にカットしたサンシュユの枝。
短くても、こんな小さな瓶に入れて並べればかわいいですよ。
さぁ、溜まっていたレッスンレポート、次々にUPです。
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