9月の『F berry Styleコース』のテーマは、ブーケシャンペトル。
久ぶりのブーケに皆さん、ドキドキ^^
ブーケシャンペトルの ”シャンペトル” って何でしょう?
フランス語で ”田園風の” とか ”田舎風の” という意味です。
都会のブーケではなく、田舎の景色を思い浮かべるような、ナチュラルなブーケ。
でも、ただ田舎っぽくするのではなく、あくまで洗練されたブーケでなければいけません。
そのためにはどうしたらいいのでしょう?
フローリストによっていろんな解釈があると思いますが、
私は、以下のポイントを大事にしています。
①『グラミネ』を入れる。
グラミネというのは、イネ科の植物のことです。
稲穂がそうであるように、先端につぶつぶの「穂」があります。
フランスに限らず、日本の田舎の風景にも写真のような ↑ 植物(雑草)が、あちこちに生えていますよね。
これをブーケに入れます。
これも↑グラミネ。
②野草風の花を入れる
野草の雰囲気を持った花を入れます。
今回は、写真↑の ”フジバカマ” や、”レースフラワー”を入れました。
これを入れることによって、主役が華やかなダリアでも、ぐっと田園を感じるような雰囲気になります。
③高低差をしっかりつける
どんなアレンジやブーケも、高低差をつけることは大事ですが、シャンペトルブーケは特に、高低差を意識して作ると、自然な雰囲気になります。
それぞれの花の特徴を見て、花の種類によって高くしたり低くしたりしてみてくださいね。
秋はグラミネが豊富なので、ブーケシャンペトルを作りやすい季節です。
お散歩の途中にグラミネを見つけたら、もし取ってもよさそうな場所でしたら、少しだけ取ってきて、ブーケに入れるのも楽しいですね。
今回は、どのクラスも優しいピンク系の色合いになりました。
ラッピングは、グレイッシュなペーパーと、お好きなリボンで。
こちら↑は、濃いグレーのリボンを、細いので2本使いで大人っぽくかわいく。
シールは、私の自作です♩
どのクラスも主役はダリア。
こちら↑は、花の中心の濃いピンクが素敵な”ナマハゲチーク”。
多肉植物のセダム↓は、かわいいし長持ちだし、有能な脇役です。
グリーンは、ユーカリ↓を使いました。
このシルバーがかったグリーンと、ピンク系のお花との相性が抜群でした^^
レッスン風景↓
こちら↑のクラスではちょっと濃いピンクのケイトウを入れました。
秋の田園を思い浮かべていただけましたか?
本当の野の花を摘みながらブーケにしていったら楽しいでしょうね。
頑張る生徒さん↑