7月の『Life with Flowers』コースはブーケの月。
普段は主役にはならないような、小さくて控えめなお花だけを集めて、ブーケにしました。
まるで、野原に咲いているような雰囲気のお花たちばかりなので、名付けて”野の花ブーケ”です。
”野の花ブーケ”を成功させるには、やはり花選びが最も重要!
大きなバラやダリアなどを合わせてしまっては”野の花”になりません。
クラスによって、少しずつ違いますが、上の写真は、ニゲラ(2種)、アキレア、デルフィニウムなど。
茎の細い花たちばかり。
そして、もう一つ”野の花ブーケ”の成功の秘訣は、「きっちりした形を作らないこと」。
ブーケロンのように、形を作ることを重視してしまうと、どうしてもナチュラル感がなくなってしまいます。
アウトラインはフラットに、フラットに。
イメージとしては、自分が野原で花を摘みながら花を束ねていく、、そんな感じです。
妄想することがとっても大事ですよ^^
野趣あふれるニゲラや、可憐なアストランチアが大人気でした。
そして、合わせたグリーンは、ミントとゼラニウム。
ブーケを組んでいると、爽やかな香りに包まれます。
マスク越しなので、思いっきり香りの楽しめないのが残念ですが、、
きっと持って帰られてから香りを堪能されたかと思います。
こちら↑はスペアミント。
ミントは数多く品種がありますが、どれもとってもいい香り!
アレンジやブーケの人気者です。
ブーケに使ったアストランチア(↑写真では右下に見えます)の品種は、スターズオブビリオン(stars of billion)。
もともと、アストランチアの名前は、ギリシャ語の「星」を意味する「アストラ」からきているのですが、まさに、満点の星のように、星形の花がたくさんついています。
皆さん、しばし、意識は高原に飛び、自然の中にいる感覚を感じていただけたかな?
一本一本は繊細なのですが、けっこうたくさんの量がはいっています。
ブーケを持つといい香り!
バラやシャクヤクなど大輪の花を使うブーケと、このような繊細なブーケとどちらが好きですか?
と聞いてみたのですが、皆さん「どっちも!」とのことでした^^
いろんな雰囲気のブーケを作ることができたら楽しいですね。
優しい日の光が似合います。
今回、ラッピングには、初めて使うペーパーが登場しました。
こちらの紙、トロッとした柔らかな質感で、とっても巻きやすいのです。
ちょっと気に入ってしまったので、他の色にもトライしてみたいと思います。
こちらは、後半のクラスの”野の花ブーケ”。
ピンクのデルフィニウムが手に入ったので、スカビオサのピンクと一緒に少しロマンチックに。
デルフィニウムは青い花のイメージですが、こんな優しいピンクもあります。
レースフラワーも毎回、少しずつ違う雰囲気のものとなりました。
これも生徒さんたちに人気!
キキョウも青いものが一般的ですが、白も可憐です。
「今日はキキョウに白があるって知ったことが嬉しいです。」
とおっしゃっていた生徒さんも^^
自作の子ども椅子に載せて撮影するのがお気に入り。
野の花ブーケ、堪能していただけましたか?
季節ごとに野の花を束ねてみるのも楽しいですね。
それではまた。