4月の『F berry Style』コースのテーマは、“小瓶のアレンジメント”。
F berry 定番の、小瓶をいくつも並べて一つのアレンジを作るスタイルです。
普段はブーケを組んだり、オアシスに挿したりすることが多いですが、今回は投げ入れに挑戦です。
器の準備

小瓶はシンプルなガラス瓶を使ったので、少し麻紐を巻いてアクセントをつけていただきました。
使用したのは、こちら↑の、白、生成り、グリーンの麻紐。
どの色にするかによって、全体の雰囲気がだいぶ変わります。
ピンクの野原
瓶や花瓶に投げ入れをする時、口が広いとお花がバラっと広がってしまってまとまりません。
簡単にまとまる奥の手を伝授^^
皆さん、家でもやってみよう!と意欲的でした。
前半のクラスではピンクのスカビオサを使って、ピンクのアレンジを作っていただきました。
イメージは野原。
野原にわーっとお花が咲いている風景を思い浮かべていただきながら、割と自由な感じにポンポンお花を入れて行きます。
生徒さんが作っている様子を見ているのもとても楽しい♩
この回ではいつも、ビバーナムスノーボール(緑の小さなアジサイのようなお花)の切り方もお伝えしています。
ハサミよりフローリストナイフを使った方が格段にいいので、ナイフの使い方も説明しています。
皆さん使い慣れているわけではないので恐々。
手を切らないように、でも思い切ってスパッと切った方がお花のためですよ^^
どのクラスでも使ったグリーンベルは、その名の通りのベル型のお花です。
ゆらゆら揺れる感じがとってもかわいい。
私はアレンジの下にトレイを置きました。
皆さんも、何かシンプルでもいいのでトレイを置くか、ランチョンマットやテーブルセンターを敷くのもおススメです。
おうちのランチョンマットやテーブルセンターの色に合わせてお花をチョイスしてもらっても楽しいですね。
軽やかなサクラコマチなども入れて、ふわっとナチュラルな小瓶のアレンジでした。
スカビオサは、一輪の中にピンクの濃淡があるものを使用。
今の季節、様々なスカビオサが出回っていてどれにするか迷ってしまいます。
黄色の野原
後半のクラスでは、黄色い野原を作っていただきました。
卵のように丸くてかわいいマトリカリアのイエローペグモ↑。
前半、後半に共通に使ったのは、ビバーナムとグリーンベルのみ。
こちら↑の私のアレンジにはちょっと違う小瓶を使いました。
ナズナも野の花の雰囲気を出すのにぴったり。
近所の空き地に生えているものとは一味違うけど、可憐でかわいいですね。
黄色いラナンキュラス。
もうシーズンも終わりごろでしたが、トップシーズンのものより少し小ぶりで、今回のアレンジにはぴったりでした。
花びらの数も少し少なめでゴージャス感がないのもいい感じ。
ビバーナムは市場から仕入れて来た時の水揚げと、皆さんの上手なカットと下処理で、驚くほど長持ちします。
こちら↑はまだまだ蕾。
咲くとよりかわいい。
今回は、割と自由に活けていただいたので、皆さんそれぞれに個性ある野原ができました♡
こんな花いっぱいの野原にゴロンと寝てみたい、そんな野原がたくさんできました。
ゴロンとして、お花をつぶしちゃかわいそうですけどね。
今日から5月。
季節がまた少し進んで、出会うお花も変化してきます。
どんな出会いがあるか、皆さまもお楽しみに!