さて、少し前の記事で、お花を長持ちさせる5つのポイント(アレンジメント編)を書きました。(記事はこちら→☆☆☆)
今回は、ブーケ編についてご説明したいと思います。
アレンジメントであろうと、ブーケであろうと、
1.涼しくする
2.直射日光を当てない
3.延命剤を使う
については一緒ですので、今回はブーケならではのその続きを。
4.ネトワイエをしっかり行う
ネトワイエとはフランス語で“掃除”のこと。
ブーケを組む前に、お花の不要な葉っぱを取り除いたり、切り分けたりという下準備をすることもネトワイエと言います。
お花の葉っぱを取り除く理由は、
◉お花は葉っぱからどんどん水分を蒸発させてしまうので、取りはずすことによって、花が萎れてしまうスピードを遅くさせる。
◉葉っぱがそのままだとワサワサして洗練されたブーケを作れない。
ことの他に、
◉花瓶の水の中に葉っぱが入ることにより、水中にバクテリアが繁殖しやすくなり、お花の持ちが悪くなる。
ことがあります。
特に、今の季節は水温も高くなりやすいので、葉っぱは水中にあってはいけません。
水がすぐ濁ってドロドロになってしまい、お花の持ちが悪くなりますので、ブーケを結ぶポイントから下は必ずすっきりと葉っぱを取りましょう。
そして、結ぶポイントからすぐ上の部分も、たくさんの茎がひしめき合うところですので、葉っぱがついていると蒸れてドロドロしてきてしまいます。
レッスンでも、葉っぱをどれくらい取ったらいいのかをお伝えしていますので、ぜひ注意して組んでみてください。
5.水替えの際のメンテナンス
ブーケの時に欠かせないのが、毎日の水替え。
きれいな水に替えてあげることで、お花は長持ちします。
その際に大事なことは以下の通り。
◉花瓶の内側のぬめりを取るために、洗剤で花瓶を洗う。
◉傷んでしまった花があれば、そのままにしておくと水を濁らせるので取り除く。
《point!》残ったお花で組みなおすといいです。組みなおすほど長さや量がなかったら、小瓶などに入れて飾ります。
◉茎がヌルっとしていたら、手でさっとぬめりを取るように洗う。
◉茎の先を1㎝くらい切り戻す。
《point!》斜めに切る方が断面積が大きくなってお水をたくさん吸えます。
さぁ、今回もたくさん注意点がありましたね。
全てのことを、毎日やろうと思ったら大変です。
自分のできる範囲で無理せず、お花のメンテナンスの時間を持てるといいですね。
意外とこの時間が、自分を落ち着かせるひとときになることもあり、好きな時間だったりします。
すっきりきれいになったブーケを見ていると、気分もリフレッシュできますよ
^^