
フラワーアレンジメントに欠かせないフローラルフォーム(吸水性スポンジ、オアシスとも呼びます)。
改めて詳しくお話しています。
これまで、
第1話 フローラルフォームはどこで買ったらいいですか?(→☆☆☆)と、
第2話 フローラルフォームに水を含ませるには?(→☆☆☆)についてご説明してきました。
今日は、いよいよフローラルフォームを器にセットして行きます。
レッスンでは、スペースや道具の関係で、なかなかカットからしていただくことができませんが、ぜひここでポイントを確認してくださいね。
①フローラルフォームをカットする

今回は、こちらの器に基本のラウンドアレンジメントを作る際のフローラルフォームをセットします。
フローラルフォームは、一般的な直方体のものを三分の一にカットして使います。
フローラルフォームを器に入れた時に、器から2㎝ほど、飛び出す高さになるかを確認してください。
2㎝出ない場合は、フローラルフォームが小さすぎますので、もう少し大きくカットしたものを使います。
高さをどれくらいにするかは、どんなアレンジメントを作るかによって変わります。
さて、このままでは、フローラルフォームの角が器にぶつかってはいらないので、角をカットします。

この時、切りすぎると、器の中でフローラルフォームが動いてしまい、花が挿しにくくなりますので、少しずつカットして、ピッタリなサイズにすることが肝心です。
ポイントです↓
◎器とフローラルフォームの間に隙間ができないようにカットしましょう。
②器にセットする

この器は、水を溜められない素材なので、セロハンでフローラルフォームを巻いてから器に入れます。
この時、セロハンは、きれいにまとめてセロテープで留めてから器に入れるとスムーズに入ります。
プラスティックなど、器に水を溜められるものであれば、このセロハンの工程は不要です。
直接フローラルフォームを入れましょう。

セロハンを器と同じ高さにカットします。
お花を横からも挿しますので、セロハンは器から出ないようにするのがポイントです。
◎セロハンは器と同じ高さにカットしましょう
このような感じになります↓

③面取りする

斜め方向からも花を挿しやすいように、ナイフで角をそぎ落とします。
これを面取りと言います。
水がセロハンの外へ漏れにくくするという意味もあります。
④器とフローラルフォームの高さの関係
先ほども触れましたが、アレンジメントの形によって、必要な高さは変わってきます。
今回はラウンドアレンジメントの時の高さでした。
下の写真のようなボックスアレンジメントの時は、フローラルフォームが箱の高さより低くなるようにセットします。

レッスンでも、ぜひ“フローラルフォームの高さ”に注目してみてくださいね。
⑤オアシステープの活用
例えば、フローラルフォームと器の間に隙間ができてしまいグラグラする時や、お皿などの平たい器にフローラルフォームを置くため、フォームが動いてしまう時などは、オアシステープを使って固定すると良いです。

オアシステープは耐水性があり、しっかり留められます。
お花を挿すときに、テープが見えないように挿してくださいね。

最後に、今日セットしたフローラルフォームにお花をアレンジした写真がこちら↓
数日前にコラムにもアップしたアレンジメント(→☆☆☆)になります。

さあ、これでフローラルフォームのカットと器へのセットについておわかりいただけましたか?
花を挿す前の大事な準備ですので、ポイントを押さえながらやってみてください。
わからないことは、ぜひレッスンでお聞きくださいね。
次回は、「フローラルフォームを捨てる」(→☆☆☆)をお届けしたいと思います。
「体験レッスン」でお会いしましょう!↓
Trial Lesson